シルバー暮らしの独り言

一人暮らしの喜怒哀楽をブログを通じてつぶやきます。

悲しみが思い出にかわる時

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桜が満開です。(3月31日撮影)夫が逝ってから二度目に迎える桜です。

最近は一人暮らしにもすっかりなれてきて、自由を謳歌しています。

最近の高齢世帯の女性4人に一人が一人暮らしだそうです。

夫が逝って2年と5か月になりますが、その頃は日々涙が洪水のように流れてきて、いつになったらこの悲しみから抜け出せるのかと・・・号泣という言葉の意味はこういうことかと思う日々でした。

悲しみに沈んでいるときお悔やみの言葉は悲しみを増幅させるようで、そっとしておいてという想いであまり人に会いたくないという気持が長く続きました。

その時に黙って寄り添ってくれた友人の存在は有り難く感じられたものです。

夫が逝って5か月ぐらいたったころ、夫の愛犬が歩けなくなり徐々に寝たきり状態になりました。

それから一年八か月老犬の介護に明け暮れました。

昨年の秋、夫の三回忌を終えたころ気持ちに少し余裕ができてきたのを感じられました。

その年の暮れに役目を終えたかのように、夫の元に愛犬は旅立っていきました。

耳も聞こえず身動き一つできない状態で、夫を亡くした悲しみの中の私に寄り添って癒してくれました。

わが家の家族として18年の生涯でしたが、私の悲しみが思い出にかわるまで精いっぱい寄り添ってくれたこと感謝の想いでいっぱいです。

 

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(2019年5月 台車で散歩をしていた頃のハナです。)

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(2020年4月 いつもハナに寄り添っていた飼い猫の「まま」彼女も14歳で5月に亡くなりました。)

昨年は別れの年でした。

 

今はあのころの悲しみが薄れ、楽しかった思い出が残ったと感じる今日この頃です。