毎日が退屈です。
地方都市に住む私ですが、毎日TVで報道されるコロナ関連のニュースをみるにつけ自分の身を守るためにも外出自粛を続けています。
家の中の片づけ、外回りの掃除など一段落すると手持無沙汰です。
長椅子に腰かけて日がな一日、庭にくる小鳥たちを眺めていると、平穏無事なことの有難さよりも虚しさを感じるのです。
そして、在りし日の夫の介護の日々や、老犬ハナの介護の頃がなんと充実した日々だったことかと思い出されます。
首から上だけは健康そのものだったハナ、食事だけが楽しみでした。
時たま私の虫のいどころが悪くて、顔をパチンとたたいた時の不思議そうな眼が浮かんできてもっと優しくしていればと後悔の涙がしきりです。
夫にもハナにも完璧な介護はできませんでしたが、私のできうる限りのことはしたつもりです。息子たちからの「よう頑張った!」という言葉で報われました。
老老介護は人であれ、動物であれ長生きする時代には避けては通れないものです。
私自身も健康あっての一人暮らしです。
コロナが収束するその日まで、退屈を退屈でなくさせる方法を何か講じなければと思いつつ日々が過ぎていきます。
水浴びに夢中です。
庭中を数十羽の小鳥が飛び交う様は壮観ですが、糞害のおまけがつきます。
いなくなったときを見計らって、糞のお掃除が日課になりました。